中国には絶滅危惧種に指定された生物が沢山います。
広大な土地ですからね。
日本ではとてもお目にかかれないような生物が本当に沢山いるのです。
今回はその中でも「白い頭」をした「シロアタマラングール」についてお伝えします。
シロアタマラングールとは?崖の上で暮らしている
中国には絶滅危惧種に指定された生物が沢山います。
例えば「キンシコウ」。
この「キンシコウ」は、西遊記の「孫悟空」のモデルにもなったサルだと言われております。
日本では「茶色毛並み」のニホンザルが主流とされますから、このような「黄金色の毛並み」のサルがいること自体驚きではないでしょうか?
そして今回主役の「シロアタマラングール」も同様に、中国に棲息している絶滅危惧種に指定されたサルなのですが、この「シロアタマラングール」の赤ちゃんも「金色の毛並み」をしているんです。
日本人からすると本当に珍しいと感じられると思います。
残念ながら画像の用意はありませんが・・。
この「シロアタマラングール」ですが、普段は崖の上に暮らしております。
そして世界には1000匹ほどしか棲息していないとされているんですね。
またその暮らし方は独特で、昼はふもとの森で木の葉を食べ、夕方になると巧みなロッククライミングで崖を登り、中腹の穴で眠るのだそうです。
この「シロアタマラングール」の子どもも、1歳ごろになれば自力で崖に登りはじめると言われており、その生活ブリは「たくましい」の一言です。
シロアタマラングールはなぜ崖の上で暮らすの?
中国にやく1000匹いるといわれているこの「シロアタマラングール」。
それではなぜ危険な岩山で暮らすのでしょうか?
その理由は大きく分けて二つあります。
まず一つ目が天敵の「ヘビ」や「ヤマネコ」から身を守るためです。
この崖のうえであれば天敵のヘビやヤマネコはやってこれないんですね。
また二つ目は「シロアタマラングール」は栄養補給をする際、崖に付着するミネラルをなめるといいます
そして「シロアタマラングール」が棲息する崖の石灰岩にはミネラルが豊富に付着しているんです。
なので崖の上というのは最適な栄養補給場所なんです。
いつでもミネラルを補給できるということですね。
シロアタマラングールはなぜ喧嘩ばかりするのか?
「シロアタマラングール」は警戒するとき独特な声「バオー」という声を発します。
また3年ほどで生まれた群れを旅立つ必要があるという辛い境遇にも置かれております。
何故なら自ら群れを作ったり、引っ張っていったりして、群れの主になる必要があるからですね。
そのため生まれ故郷を旅立ち、危険が多い畑を駆け抜ける電線の上をはって新天地を探す必要があります。
そしていざ、新天地にたどり着くも、そこにはすでに別の群れの主がいたりします。
それでも自分がその群れの主になるため、元々いた主と壮絶な縄張り争いが勃発することもしばしばあるようです。
中には命を落とすものもいるようです。
それもすべて自分がその群れの主となるためなのです。
「シロアタマラングール」が喧嘩ばかりしているのは、そういういきさつがあるからなんですね。
因みにこの「シロアタマラングール」を見る事のできる動物園はいまだ国内にはないようです・・。
シロアタマラングールに関しての疑問選
- シロアタマラングールとは何ですか?
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シロアタマラングールは、日本に生息する小型の哺乳動物の一種で、主に木の上で生活します。学名は “Nycticebus pygmaeus” です。
- シロアタマラングールはどのような特徴を持っていますか?
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シロアタマラングールは、頭胴長が約15-23cm、尾長が約17-23cm、体重が約250-350gと小型です。体毛は灰色や茶色をしており、顔は白い斑点模様があることが特徴です。また、手足の指には吸盤があり、木の上を素早く移動することができます。
- シロアタマラングールはどのような生態をしていますか?
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シロアタマラングールは、主に夜行性で、木の上で生活します。植物の葉や花、果実、昆虫などを食べます。また、鳴き声や臭いによってコミュニケーションをとります。
- シロアタマラングールは絶滅の危機にあるのでしょうか?
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はい、シロアタマラングールはIUCNレッドリストで「絶滅危惧種(EN)」に分類されています。主な脅威としては、生息地の破壊や縮小、森林伐採、人間による密猟などが挙げられます。